韓国で中東呼吸器症候群(MERS=マーズ)コロナウイルスの感染が広がっている。5月20日に初めて感染が確認された男性の入院先を中心に拡大し、韓国当局は1日、感染者が18人に達したと発表した。感染の可能性があるとして自宅や施設などで隔離されている人は682人にのぼっている。
MERS

MERSは2012年に初めて確認されたウイルス性の感染症で、原因となるウイルスはMERSコロナウイルスと呼ばれる。主に中東地域で患者が報告され、発熱、せき、息切れなどの症状が出る。特に高齢者や、糖尿病、慢性肺疾患などがある場合、症状が重くなる傾向がある。WHO(=世界保健機関)によれば、これまで死者は約430人に達している。

これに対し韓国は、感染が確認された隔離者以外とくに出入国に規制を設けるなどの措置を講じていない。また日本も、外務省がきょう2日「海外安全ホームページ」にて韓国への渡航の注意を呼びかけ、厚生労働省が検疫を強化する方針を固めたのみで出入国規制は行っていない。日本はこれまでも韓国から口蹄疫や鳥インフルエンザなどが持ち込まれ甚大な被害を受けたことがある。昨年2014年にエボラ出血熱が西アフリカで大流行した際にも出入国の規制はされなかった。あまりに無防備であるため、日本国内では韓国人の日本への入国禁止を求める声が挙がっている。


(関連)

MERS感染者、韓国で18人に拡大 682人隔離(朝日apital)
http://apital.asahi.com/article/news/2015060100019.html


赤松伊織