朝鮮半島の中部と北部が慢性的な雨量不足にだ。韓国の首都圏を含む中部地方の場合、梅雨入りが遅かった上に空梅雨が予想されており、農業への影響も懸念されている。聯合ニュースなどが報じている。
干ばつ

朝鮮半島では気候変動により周期的な干ばつが起きる。今年がちょうどその周期にあたる年とみられ、江原道の一部では過去最悪の雨不足となっている。韓国の研究者らは気候変動を「地球温暖化が原因」として報告しているが、関連は不明。聯合はことし2月にも周期的な気候変動により干ばつが起きる可能性を示唆し報じていた。その記事が世に出回ってから約4ヶ月が経過するが、韓国政府は特に対策を打ち出しておらず、深刻な事態を招いている。農業への影響はもちろんのこと、工場の稼働も減少が予想され、貿易に大きな支障をきたす可能性が指摘されている。韓国政府は、7月になれば雨期が訪れ解消するのではとの希望的観測を示している。

北朝鮮でも干ばつ被害が起きており、過去100年で最悪の被害であると報じられている。農作物の収穫は平年より1割下回る見通しで、7月にも干ばつが続けば2割減の可能性も。食糧事情の悪化が懸念されている。韓国では中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスが蔓延しているが、極端な乾燥が大規模拡大に繋がっているとの見方もある。またもや対策不足の“人災”により大規模被害になりかけている朝鮮半島の大干ばつ。韓国政府は責任の在り方を問われそうだ。


(参照)

韓国で干ばつ深刻 一部地域では観測史上最低の降水量(聯合)
http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2015/06/16/0800000000AJP20150616001200882.HTML


赤松伊織