世界で最も影響力があるとされる米大手旅行雑誌『トラベル+(アンド)レジャー』が、7日、読者投票による2015年の世界の人気観光都市ランキングを発表した。ランキングでは、京都市が昨年に続き2年連続で1位に選ばれた。世界の各メディアが報じている。
京都

米大手誌『トラベル+レジャー』は、ランキング企画「ワールズ・ベスト・アワーズ2015」を発表、世界の魅力的な都市を決める「トップ・シティーズ」部門で、昨年に続き京都を1位に選出した。京都は特に、京都御所など皇室に関する歴史的名所のほか、多数の神社、寺、旅館や伝統料理など観光資源の豊富さが評価されている。同誌は米タイム社が発行する、主に北米の富裕層をターゲットにした旅行情報誌で、JNTO(=日本政府観光局)によれば各月の売上部数は約100万部。世界的に強い影響力をもつ雑誌として知られる。昨年も1位を獲得した京都市は、京都の年間「観光客数」と「宿泊客数」「観光消費額」が過去最高を更新。特に海外からの観光客が急増、平成26年の外国人宿泊客数は前年より70万人増加、過去最高の183万人を記録。前年比62%という大幅な伸び率を達成していた。同誌の「ワールズ・ベスト・アワーズ」は1995年に開始、観光地、観光施設、サービスに関する読者投票型のランキングで、「ベスト・シティーズ」では「風景・旧跡・名所」「文化・芸術」「レストラン・食べ物」「人」「買い物」「価値」の6つの要素で各都市を評価している。同誌編集長のネイサン・ランプ氏は、京都の1位選出について、「景色や文化、食の楽しみなど、非常に多くのものを提供できる旅行先として際立っており、最高の経験をできる場所であることは疑う余地がない」と絶賛した。

これをうけ、観光庁の久保成人長官は、8日、市と共同会見を東京都内で開き、「京都市が一番になることで日本全体の評価も高まる」と語り、欧米からの誘客を強化する方針を示した。門川大作京都市長は、「多言語対応や景観改善に協力してくれた市民に感謝したい。各地の自治体と協力し、日本の魅力を高めていきたい」「課題は観光振興を市民生活の豊かさに結びつけることだ」と抱負を述べた。また、2年連続1位を獲得できた要因として、門川市長は、公衆無線LANなどの充実で外国人観光客の受け入れ環境が向上、成果が実ったためと分析した。今年はさらに外国人観光客の増加が見込まれる。


(関連)

観光庁長官「京都人気を日本全体に」 2年連続世界一で(京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20150708000129


赤松伊織