メディア各紙が内閣支持率急落を報じている。共同通信社が今月17、18両日に実施した全国電話世論調査によると、内閣支持率は37.7%で、前回6月の47.4%から9.7ポイントの下落。原因は安保法案の衆院通過によるものとする見方が多い。安保法案成立を頑なに拒む民主党はそれを受け、「安保法案は国民に支持されていない」「安倍内閣は安保法案を撤回せよ」などと主張、自民党に対し攻勢している。
NHK世論調査より

しかし、政党支持率は実際どうなっているのか。今月13日に発表されたNHK世論調査によれば、それぞれの支持率は、自民党34.7%、民主党7.7%。増減は自民党が-1.1ポイントに対し、民主党は-1.7ポイントだ。自民党より民主党の方がはるかに支持率を失っていたのである。また民主党の-1.7ポイントという落ち率は与野党含めて最大。他党のことを批判する立場にないのが現在の民主党に置かれた状況だ。

民主党は今後も安保法案の廃案を求めていく構え。18日からの連休では、岡田代表や枝野幹事長、長妻昭、蓮舫両代表代行ら党幹部が手分けして全国11ヶ所で街頭演説、全国行脚を展開している。枝野幹事長は安倍政権を「ヒトラー」「独裁」などと例えて演説、失笑を買っている。対案を用意していない民主党に残された道は「反安倍」路線のみ。もはや政党としてのアイデンティティが崩壊していると言ってもいい。


(参照)

政治意識月例調査(NHK文研)
http://www.nhk.or.jp/bunken/yoron/political/


赤松伊織