2013年、ユネスコ(=国連教育科学文化機関)世界文化遺産に登録された富士山。日本を代表する山として名高い富士山が世界にその存在を認められた瞬間だった。しかし問題は山積している。
富士山

ユネスコの諮問機関は、富士山登山者の急増による環境悪化を懸念、抑制策を求めた。7~8月は夏休み期間のため年間を通していちばん登山者が多く、日本人だけでなく外国人も観光で登山しに来る。特に週末はご来光を拝みに登山する客が多く、快適に登るのも困難な状況。登山客の質の低下も問題だ。ユネスコ側は収容能力の研究や保全対策を行うよう要求している。

2016年には第40回世界遺産委員会が開催され、ユネスコ側に富士山の状況を報告しなければならない。これまでも、登山道の保全手法や危機管理などが問題とされてきた。またゴミ処理やルールを守らない外国人客への対応など元からあった問題もいまだに解決されていない。このまま質が低下し続ければ世界遺産の登録抹消もあり得ると専門家らは指摘している。


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Q&A(富士登山オフィシャルサイト)
http://www.fujisan-climb.jp/qa/index.html


赤松伊織