海外で、日本の遊びである「けん玉」が、お洒落でファッショナブル、アーティスティックかつアクロバットでエキサイティングなものとして流行しつつある。
けん玉

Carson Valley Kendama Edit 3(YouTube)
http://www.youtube.com/watch?v=moe7skJcE88

まずは動画を見ていただきたいが、きっと「あれっ?けん玉ってこんなに格好良かった?」と感心してしまうことだろう。技の応酬、華麗な剣捌き。大変見応えのあるものとなっている。海外では、このようにスタイリッシュにキメるけん玉を「エクストリームけん玉」「KENDAMA」「ストリートけん玉」などと呼んでいるらしい。一部の若者に大ブームを巻き起こしているようだ。

元々けん玉の文化は世界中に存在し、日本におけるけん玉も海外から伝わったのではないかとされている(詳しい歴史は不明)。しかし大中小3つの皿と突起(剣先)というお馴染みの木製のけん玉は日本が作り出したもの。江戸時代頃には既にその形式が定着していたといわれ、明治時代頃に確実なものとなった。日本では1996~7年頃にヨーヨーの進化系「ハイパーヨーヨー」が流行、形を変えて瞬く間に世界にも広まっていったが、けん玉はあのお馴染みの形のまま海外に広まりを見せている点で珍しい。数百年もの間地味にひっそりとくすぶっていたものが、ここ最近になって海外で爆発的ブームを巻き起こしているのだ。ちなみにGoogleなどのインターネット検索エンジンで「KENDAMA」と検索すると、けん玉のこといついて書いてある海外のサイトがおよそ90万件もヒットする。

海外でけん玉ブームを巻き起こしたきっかけとなったのは日本人とされる。日本一のけん玉使いである前田隆宏氏が駐車場で行ったけん玉のデモンストレーションの様子が携帯電話のムービーで撮影され、YouTubeにアップロードされたのが外国人の目に止まったことで、真似をする外国人が続出、けん玉が「カッコイイもの」「ストリートの遊び」と認識され海外に広まったようだ。現在でもその様子はYouTubeで観閲可能。

KENDAMA champion at Sportster meeting : 創世記ヤコブ(前田隆宏 六段)(YouTube)
http://www.youtube.com/watch?v=QrHVvjbmJHc

海外ではアメリカを中心にけん玉を競技とした大会が行われており、この大会はとうとう2013年に日本に逆輸入される形で原宿で開催された。2014年7月にはワールドカップも開催、今年は廿日市で7月18・19日両日でされ、世界を巻き込み席捲中だ。けん玉がいま熱い。


赤松伊織