中国共産党は先週の党中央委員会第5回全体会議(5中全会)で、「一人っ子政策」の廃止を決定した。今後すべての中国人が、1人でなく2人まで子どもを持つことができるようになる。中国各紙が報じている。
一人っ子

ただし、中国の国家衛生・計画出産委員会は、全ての夫婦に第2子出産を認める新制度が施行されるまでの間は一人っ子政策を続けると表明、さらに制度変更には来年3月に開催される全国人民代表大会(全人代、国会に相当)での承認が必要となることから、現在のところ本当に一人っ子政策が廃止になるかどうかは不明の状況といえる。国家衛生・計画出産委員会のある高官は、声明のなかで「(新制度が批准されるまでの間)当局は現在の人口・家族計画に関する法律や規制を執行しなければならない。勝手な行動は許されない」などと反発していたという。

中国は人口13億人超。1979年から人口抑制策として一人っ子政策を導入してきたが、戸籍ロンダリングや養子、人身売買などの抜け道が多用されほとんど機能していない状態が続いていた。そのため1980年には9億8705万人だった人口はそれ以降も減少することなく増え続け、現在では13億7496万人。四半世紀で約1.4倍にも膨れあがる結果となった。しかし一人っ子政策が人口抑制策として一定のはたらきをもっていたことも立証されているため、反発の声も多い。


(関連)

人口13億人の中国(gizmodo)
http://www.gizmodo.jp/2015/11/post_20065.html


赤松伊織