韓国のソウル水西警察署は、3日までに、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染が疑われる患者について保健当局への迅速な申告を怠ったとして、感染病管理法違反の疑いでサムスンソウル病院の宋在フン(ソン・ジェフン)院長を書類送検した。聯合ニュースなどが伝えた。
サムスン病院

聯合ニュースによると、同病院は6~7月、MERS感染の疑いがあった約千人について直ちに申告せず、当局の把握が2~28日遅れた。管轄する江南保健所が病院を告発したという。病院側は「患者が急増する中、検査で陽性となった患者のみ申告してほしいとの当局の指示があった」と釈明したが、警察はこうした指示はなかったと判断したとされる。宋前病院長は先月12日に辞職、事実上の逃亡を謀っていた。

同病院内で医療スタッフや患者の感染が相次いだのは、隔離病棟で使われている空調が、本来は別々の経路でないといけない一般病棟と同じ配管を使っている疑いが高いためとされる。いわゆる手抜き工事による欠陥が原因だ。病院側はこれまで「院内感染した原因を調査する」とだけ報告してきたが、情報は隠蔽され今も正式に病院側の落ち度を説明していない状態。しかし前病院長の書類送検により、事実が公になる可能性もみえてきたといえる。


(参照)

【韓国MERS感染】前サムスン病院長を申告遅れで書類送検(サンケイ)
http://www.sankei.com/world/news/151103/wor1511030025-n1.html

サムスンソウル病院長、逃亡(豊受真報過去記事)
http://toyouke.ldblog.jp/archives/45258958.html


赤松伊織